どうもなす(@nasu66com)です。
パソコンを大切に使っていても、どこかのタイミングで壊れてしまう時はありますよね。
突然パソコンが使えなくなってしまった時に重要なのが、バックアップをとっているのかどうかです。
もしも常日頃から定期的なバックアップをとっているなら、パソコンが壊れてしまった時の被害は最小限で済みます。
新しいパソコンを用意したり修理をしたりするためにお金はかかってしまいますが、データが失われたらそれこそお金で取り戻せないこともあるのです。
まだまだ大丈夫だと思っていても、その油断が原因でデータを失ってしまったら怖いですよね。
なす
目次
バックアップの必要性
バックアップって必要なの?
そもそもバックアップは本当に必要なのかと考えている人もいます。
パソコンに重要なデータを入れている人ならともかく、今は写真のデータはスマホに入れていて、クラウドも使っているから大丈夫と考えているケースです。
これはパソコンをどう使っているのかによっても変わってきますが、データのことなら心配ない使い方をしている人は多いです。
だけどそう考えている人でも、いざパソコンが壊れてしまったら「あのデータが失われてしまう」と後悔してしまうことは多いんですよね。
ゲーミングパソコンだとしても、ゲーム以外に使うことはできます。
あくまでもゲームに特化したスペックを持っているだけなのですから、いろいろな作業をゲーミングパソコンで行っている人は多いのです。
そこで扱っているデータのすべてが、本当に消えても大丈夫かというとそうではありませんよね。
パソコンはいつか壊れる・・・
パソコンは値段が高く、しっかりと使っていればすぐに壊れてしまうことはありません。
買って最初のうちはとても慎重に使っているかもしれませんが、いつしか慣れてしまうものです。
そういうタイミングで壊れてしまい、データが失われてしまうからこそ定期的なバックアップは必要なんですよね。
どんなものがゲーミングパソコンのバックアップ対象になるのか
HDDやSSDの大容量化にともなって、様々なデータをパソコンに保存している人は多くなりました。
デジカメの写真や音楽データ
デジカメで撮影した写真をすべてパソコンで管理している人もいますが、そのデータは気づかないうちに莫大な容量になってしまいます。
他にも音楽データなど、普段何気なく使っているものが突然失われてしまったらとんでもない損失ですよね。
こういうデータは、多少手間がかかったとしても優先的にバックアップをしておきたいものになります。
ゲームのセーブデータ
パソコンでゲームをしている人にとって優先したいものがセーブデータです。
オンラインゲームならログイン情報があれば問題ありませんが、パソコン本体にデータを保存するタイプなら要注意です。
(SteamではSteamクラウドというものがあり、どこからでもどの場所からでも自分のIDで入れば、セーブデータを共有できるというものです。)
何十どころか何百時間もプレイしたゲームのセーブデータが失われてしまったら、しばらく放心状態になってしまいますね。
ファミコン時代はよくありましたよね・・・。
普段は意識していなくても、万が一のことがあった時には大惨事になるデータは多いので、しっかりとバックアップはしておきたいものですね。
キーボードやマウスのデバイス情報
ゲーミングパソコンを使っている人の中には、マウスやキーボードもゲーミング仕様のものを使っていることがあります。
その場合はデバイスが持っているプロファイル情報もバックアップしておきたいですね。
ショートカットの割り振りなど、位置から設定したらかなりの時間がとられてしまいます。
こういうデータも、定期的なバックアップをとっておけば万が一の時も安心ですね。
バックアップはどのようにとれば良いのか
バックアップをとれば良いとは言っても、そもそもどんな方法ですれば良いのかわからない人もいますよね。
とりあえずデータを保存しておけば良いのかと思っても、いったいどこのデータをどのように扱えば良いのか困ることもあります。
まずは自分にとってどんなデータが重要で、それをどこにバックアップしていくのかを考えてみてください。
- 普段から使っているデータは、Windowsだとユーザープロファイルデータを保存している場所に集中
- C:\Users\[各フォルダ]とたどっていけば開けますが、%USERPROFILE%で直接開くことも
ここには様々なフォルダが見つかるのですが、とりあえずまとめて取っておいて問題はありません。
AppDataフォルダ
気をつけたいのは隠しフォルダ設定になっているAppDataフォルダです。
ここには様々なアプリケーションやゲームのデータが含まれているのですが、新しいパソコンでそのまま上書きすると不具合が起きる可能性もあります。
そのため自分が使っているソフトやゲームに合わせて、必要な分だけを移すようにしてくださいね。
容量に余裕のある外付けHDDなどを使っているなら、ファイル履歴で定期的にバックアップを取ることもできます。
手動で取るのか、それともソフトの機能を使って自動で取るのかは使いやすい方を選んでくださいね。
バックアップデータはどこに保存しておけば良いのか
バックアップデータを保存する時に困るのが、『いったいどこへ保存すれば良いのか?』です。
これにはいろいろな選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
1.USBメモリ
まず代表的なものとして、USBメモリがあります。
コンビニなどでも買えるので手軽さがあり、値段も手頃ですね。
USBメモリは小さく持ち運びも便利なので、容量が小さく重要なデータはひとまずここへ保存しておきたいです。
ただし小さいので紛失してしまうこともあるので、そこには注意をしてくださいね。
デメリット
USBメモリは便利ですが、容量があまり大きくありません。
文書や設定ファイルなどなら問題ありませんが、写真や音楽になると厳しくなり、大量の動画データは入りきらないことが多いのです。
もちろんどれくらいのデータを持っているのかによってはUSBメモリで事足りる場合もあるので、バックアップ対象のデータサイズに合わせて考えてみてくださいね。
2.外付けHDD
次に外付けHDDです。
内蔵しているものとは別に外付けのHDDをひとつ持っておけば、バックアップ先としてはとても使い勝手の良いものになります。
大容量のデータを保存できるので、写真や音楽に動画などの大きなサイズのファイルをバックアップすることに適しています。
3.内蔵されている別ドライブ
外付けHDDとは別に、内蔵されている別なドライブにバックアップするのもひとつの方法です。
NASもネットワークを使った外付けHDDになるので、活用できるといざという時も安心ですね。
デメリット
パソコンが完全に壊れてしまったら取り出せないリスクはあります。
ただリカバリなどの初期化で直るくらいだったら、復旧後に同じパソコン内からデータを戻せます。
内蔵HDDだけにバックアップを取るのはリスキーですが、予備として用意しておいて損はありませんね。
4.クラウド
最後にクラウドです。
これはインターネット上にファイルを保存することになるのですが、利用するためにはクラウドサービスの契約が必要になります。
無料アカウントだと容量が少なく、有料だとかなりの容量を使えるサービスがそろっています。
年間1万円ちょっとで1TB~2TBを使えるサービスがあるので、ひとつ契約をしておいてバックアップ先にしておけばとても安心できます。
クラウドサービスの良いところは、ネット環境があればどこからでもデータを取り出せることです。
万が一、地震や雷で機器が全損しても、クラウド上にデータが残っていればそこから復旧できるのです。
デメリット
その反面、ネット環境がなければバックアップも復元もできません。
容量の制限や回線速度などを考慮して何を保存しておくのか決めてくださいね。
複数のバックアップ先を持つことが重要
バックアップをするなら、1か所ではなく複数か所にデータを保存すると安心です。
USBメモリだろうとHDDだろうと無くしたら終わり
USBメモリにデータを保存していた場合、そのUSBメモリをなくしてしまったらどうしようもないですよね。
なくさなくても壊れてしまうこともあるので、それによってバックアップをしたデータが失われてしまいます。
HDDに保存していようが、DVDやBDに書き込んでいようが、バックアップ先がひとつだったら万が一の事態があるのです。
本体とバックアップ2つあれば安心
パソコン本体にあるデータとバックアップ先を合わせれば保存先が二つになるとは言え、不安は残ります。
これが例えばパソコン本体と外付けのストレージ、さらにクラウド上にもデータがあれば変わってきます。
増やせば増やすほど良いとは言えませんが、異なる方法で複数バックアップを取っておけば、安心できるものなのです。
お金や手間のことを考えて、自分にとってバランスの良い方法でバックアップを取るようにしたいものですね。
意外と忘れがちなソフトウェア関連のバックアップ
バックアップを取る場合に、データのことだけで完結してしまう人がいます。
だけどそこで忘れてはいけないのが、ソフトウェアのバックアップです。
プロダクトキーは要注意
普段から使うソフトを再インストールしようとした時に、インストールメディアなくしたり、プロダクトキーを紛失したりしていることに気づく人は多いです。
そうなるとそのソフトはインストールできず、買い直すしかありませんよね。
このような問題を防ぐためにも、インストールに必要なものはバックアップを取っておくと安心です。
オンラインゲームの情報も!
これはゲームにも同じことが言えます。
オンライン上からすぐにインストールできるものでも、アカウント情報を紛失してしまったら面倒ですよね。
普段はブラウザが情報を覚えているから、パスワードを忘れてしまっている人もいます。
通常のデータだけではなく、このような登録情報なども含めて複数の場所にバックアップをしてください。
そうすれば万が一パソコンが壊れてしまっても、すぐ復旧できる可能性は高くなるからです。
システムイメージバックアップは使うべき?
そのパソコンの環境をまるごとバックアップする方法として、システムイメージバックアップがあります。
この方法はOS側で機能として提供されているものもあれば、専用のアプリケーションが販売されているのでそれを利用している人もいます。
何かあった時にすぐ環境を元に戻せるという意味では、システムイメージバックアップはとても効果的です。
トラブルの原因になることも
ただし利用する場合には気をつけなければならないことがあります。
例えばあるパソコンで取ったシステムイメージバックアップですが、買い換えた新しいパソコンに適用しようとするとトラブルの原因になるのです。
適合するとは限らない
インストールされているソフトやデータなら問題はありませんが、OSの持っているシステム情報が新しいハードウェアにうまく適合するとは限らないからです。
パソコンがハードウェアを動かすためにはドライバが必要です。
そしてそれはどのハードウェアに対してどのドライバを使うのかというように、組み合わせが決まっています。
そこにシステムイメージバックアップを使って無理矢理適用したら、トラブルが起きるのも当然ですよね。
セットアップのほうが早い?
またシステム自体に問題があることを知らず、その状態で取ってしまったバックアップを戻したら、問題が再発するというリスクもあります。
そうなったら、結局はシステムを1からセットアップした方が早いのです。
システムイメージバックアップ自体は、その特徴を理解していれば便利な仕組みです。
ただしそれは、あくまでも同じパソコンに対して行うものであり、トラブルが起きた時にはリカバリやクリーンインストールが必要なものです。
そのことを踏まえて、使うのかどうかを考えてみてくださいね。
まとめ
しっかりとバックアップを取って安心できる生活を
ゲーミングパソコンをどのように使うのかは人それぞれですが、バックアップだけはしっかりと取るようにしてくださいね。
まだ買ったばかりだから大丈夫と思っていても、パソコンはパーツのあたりが悪ければすぐに壊れてしまうこともあります。
もちろん問題の部分を修理すればすぐ使えるようになりますが、その問題の部分がストレージだったらそのままデータが失われてしまうのです。
それが大切なゲームのセーブデータだったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。
個人情報を守るため、修理の際にはメーカー側でデータを消去するということもあります。
起動しなくなったらリカバリをすれば良いと言われても、そのドライブにデータが入っていたらすべて消えてしまいます。
このようなリスクを回避するためにも、常日頃からしっかりとバックアップを取って安心してパソコンを使えるようにしたいものですね。