どうもなす(@nasu66com)です。
インターネット環境やゲーミングパソコンなどの普及によって、オンラインゲームをプレイする人口が増えてきていますよね。
そんなオンラインゲームではネット速度が非常に重要な要素となることがあるのです。
特に、PUPGなどを代表とするネットを通じて誰かと対戦するFPSのようなオンラインゲームの場合には重要なのです。
今回はネット速度について記事にしてみたいと思います。
目次
ゲーミングパソコン等でオンラインゲームを遊ぶ上でネット速度が重要な理由
なぜかというと、ネット速度が遅いとラグが発生することによって、ゲームのプレイ内容に影響が出てしまう可能性があるからです。
例えば、先ほどご紹介したFPSのようなシューティングゲームでラグが発生してしまうとラグが発生し相手が急に目の前に現れてしまったりします。
ラグによって負けてしまう
その他にも先に相手に攻撃していたのにラグによって先に相手から攻撃されたと判定され負けてしまうといったような現象が多く発生するのです。
このように数秒間の遅れが命取りになるようなオンラインゲームをプレイしている場合には、ラグは命取りです。
そのため特にネット速度は必ずある程度の速度を確保しておく必要があると言えるんですね。
オンラインゲームのプレイには通信速度自体は実はあまり関係ない
上記で説明した通りオンラインゲームをプレイする上で、ネット速度というのは非常に重要な要素となります。
しかし、上記で説明したネット速度というのはよく言われる通信速度のことではありません。
通信速度とは名前に速度という文字がついてはいます。
ただ実際はネットとの通信速度を表す言葉ではありません。
正しくは1秒間にネットを通じて、サーバーなどからデータをダウンロードする時などに送れるデータの量を示す言葉なのです。
一般的に必要とされる通信速度は30Mbps
ちなみにオンラインゲームをゲーミングパソコンなどでプレイする時に一般的に必要とされる通信速度というのは、だいたい30Mbpsあれば良いとされています。
さらにこの速度が重要になるのはオンラインゲームのデータを最初にダウンロードする時だけなのです。
ですので、通信速度が遅ければダウンロードする時間はある程度かかってしまいます。
しかし、一度ダウンロードしてしまえば、この通信速度については実際のプレイにはほぼ関係なくなってくるのですね。
オンラインゲームのラグの原因は、通信速度ではなくPING値にある
上記の通り、オンラインゲームのプレイに最も大きな影響を与えることがあるラグを発生させてしまう原因はダウンロードの時に必要になる通信速度ではありません。
では、どこに原因があるのかというと、PING値と言われるところに原因があるのですね。
ping値とは反応の速さを示す数字のこと
ping値とはインターネットのサーバーからのレスポンス、つまり反応の速さを示す数字のことで応答速度と呼ばれたりもします。
そしてこのPING値というのは数字が小さければそれだけ早い反応速度をしていることになります。
一般的には
- 35ms以下のping値であれば速いと評価
- 50MS以上のping値であれば遅いと評価
となっているんですね。
オンラインゲームをプレイする上では60ms以下が目安
ちなみにオンラインゲームをプレイする上では60ms以下のピグ内であればタイムラグがほとんど起きずに快適にプレイすることができるとされています。
100msほどでも問題なくプレイすることはできます。
しかし、100を超えてくると徐々にラグが発生してくる確率が高くなってくるので注意したほうがいいしょう。
また数秒のプレイのラグが命取りになるようなオンラインゲームの場合には15ms以内であれば大丈夫だと言われています。
そのためこの数字を1つの目安にしてみてくださいね。
ping値が大きくなってしまうのはなぜか
ここまで解説した通り、オンラインゲームではping値が大きくなればなるほどラグなどが発生してしまい、プレイ内容に支障が出ます。
ではこのPING値が大きくなってしまうのはなぜなのかというと代表的な理由は5つ考えられます。
1つ目の理由は回線
インターネットにつなぐための回線というのは光ファイバーやADSL、ISDNなど様々な種類があります。
しかし、それぞれの回線によって、PING値に大きな差が出てきます。
また同じ種類の回線でもプロバイダなどによってping値が大きくなってしまうこともありますので注意が必要だと言えますね。
2つ目の理由は接続するサーバーとの距離
例えば、オンラインゲームをプレイするために接続するサーバーが国内にあったとします。
そしてそのサーバーの位置まで長い距離があればPING値が遅くなってしまうのです。
そして当然サーバーが海外にある場合にはそれよりもping値がさらに大きくなってしまうのですね。
3つ目の理由は無線接続であること
無線が届く範囲であればケーブルなどを使う必要がない無線接続は広く普及しています。
しかし、実は無線接続は電子レンジからの電波や壁などになって接続が邪魔されてしまいping値が遅くなってしまうことが多くあるのですね。
4つ目の理由はネットに接続している人が多い
例えば、一軒家の場合ネットに接続するためのルーターは1台で、それに対して複数人一度に利用することがあります。
もちろん、そのような家に設置されているルーターは複数人の利用を前提として作られています。
でも複数人同時に利用すると、どうしても回線が安定しないでPING値が大きくなってしまうことがあるのです。
ですので、夜になって家族が一斉にインターネットを使い出すときに遅くなることが分かっている時にはこの理由に当てはまっているのかもしれませんね。
5つ目の理由はオンラインゲームをするデバイス自体
例えば、オンラインゲームをするためのゲーミングパソコン自体のスペックが不足していることが代表的な問題としてあります。
またウイルス等に感染していることもよくある問題です。
そしてこれらの問題が起きているとインターネットの環境が整っていたとしても速度が不安定になってしまうことがあるのです
このようにオンラインゲームで重要となるPING値が大きくなる理由には様々なものが考えられます。
現在のPING値を確認するには
ここまでの解説でオンラインゲームをする上でping値が非常に重要であることが理解できます。
ただ、実際には現在のping値がどれぐらいの数字なのか知らないと改善するべきかどうかという判断すらつきませんよね。
ではどのようにすればping値を確認することができるのかというと、最も簡単な方法としてはサイトを利用する方法があります。
例:SPEED TESTを利用する
例えば、代表的なサイトの1つにSPEED TESTという名前のサイトがあります。
このサイトに接続するとページの真ん中にGOという大きなボタンが表示されます。
そしてこれをクリックするだけでそのデバイスのPING値が計測できるのです。
この他にもping値を無料で測定できるサイトはいくつかあります。
そのため現在のPING値がどれくらいなのか正確に知りたい人は複数のサイトで計測し、それぞれの数字を比較して平均した数字を出してみると良いでしょう。
無料でping値を小さくし、ネット速度を上げる方法
すでに解説した通りping値はさまざまな理由で大きくなります。
そしてそれによってオンラインゲームを快適にプレイすることができなくなったりします。
ただ、そのPING値は無料で小さくし、現状よりもネット速度を上げることができるのです。
代表的な方法はいくつか挙げられます。
1つ目はDNS設定を変更する方法
DNS設定はそれぞれのデバイスで変更することができる設定なのです。
例えば、PS4版を利用している人などはGoogleが公開しているPublic DNSの数字に変更してみてください。
この変更だけでもデバイスの処理が改善されて、通信速度がより良くなることがあるんです。
この設定の選考にはほとんど時間がかかりません。
ですので、まだDNSの変更した覚えがないという人はこの方法から取り組んでみるといいでしょう。
2つ目はルーターの再起動や位置を変更する方法
オンラインゲームを無線LANでプレイする人の場合、無線LANのルーターの電源を一度落として再びONにしてみてください。
この再起動だけでも通信速度が改善されるケースがあるのです。
またオンラインゲームをプレイするデバイスから遠い場所にルーターがあるのなら、出来るだけ近い位置に変更するだけでもスピードが上がることがあるのです。
ちなみに無線LANの電波というのはコンクリートや木材などの障害物があると大きな影響を受けると言われています。
そのため心当たりがある方はできるだけ障害物の影響を受けないような位置を探して、そこに起動させるようにしてみてくださいね。
3つ目は無線から有線に変えるという方法
現在、無線LANのルーターを利用していてもそのルーターを購入した時にセットでケーブルを手にしていることがほとんどです。
無線LANを利用しているときには当然使っていないでしょう。
ただ、オンラインゲームをする時にはデバイスにそのケーブルを使って有線で接続するようにすると速度が改善し、さらに安定します。
理由は簡単で、先ほどの解説したように、無線だと壁などによって影響を受けますが、有線ケーブルでつなげばその影響がなくなるからなのですね。
もちろん、ケーブルがない人は再び購入する必要があります。
しかし、現在ではとても安くケーブルを買うことができるので、なるべく安くping値を改善したい方は試してみると良いでしょう。
有料でPING値を下げる方法
上記の通り無料でPING値を下げる方法がいくつかあるように、当然有料の方法もあります。
例:光回線に変更するという方法
代表的な方法としては光回線に変更するという方法があります。
すでに解説している通りネットにつなぐための回線にはADSLやISDNなどがあります。
ただ、その中で最もPING値が低く安定しているのが光回線なのです。
そのためこの光回線に乗り換えるだけでPING値が大幅に改善されることが期待できるのですね。
ただ、光回線でもそれぞれのプロバイダによってping値が変わることがあります。
ですので不安な方は無料のお試し期間などを利用して、それぞれのプロバイダのping値をチェックしてください。
そしてその数字を比較してから回線を変更すると良いでしょう。
例:ルーターやケーブルを新しいものに変更する
またルーターやケーブルを新しいものに変更するというのも非常に効果的な方法です。
ちなみにルーターにスペックによって差が出るように、ケーブルにもカテゴリと呼ばれる種類によって差が出ることがあります。
具体的にはカテゴリ6以上に分類されるケーブルであればより速度が改善されます。
そのためケーブルを変える時にはカテゴリについてもチェックしてみることをお勧めします。
例:中継機を新たに設置するっていうのも有効
ルーターに関連する方法として中継機を新たに設置するっていうのも有効です。
中継機とはその名前の通り現在置いているルーターの位置とデバイスの家の中間地点に置き、電波を中継する機械です。
この中継器を置けば、デバイスを利用している位置がルーターから遠かったとしても通信速度を安定させ、改善することができます。
ですので、どうしてもルーターの位置を動かせないというような場合にはこの中継器の利用を検討してみると良いですね。
ping値は一時的に高くなっていることもあるので注意
ここまでオンラインゲームに関するネット速度を改善するための方法について解説してきましたが、1つだけ注意点があります。
それはPING値が何らかの理由で一時的に高くなっているだけというケースもあるということです。
プロバイダに障害がある場合
ネット接続するためのプロバイダが何らかの理由で障害が発生していて、それにより一時的にPing値が下がっているケースがあります。
その他にも落雷などによって回線に関わる設備などが壊れてしまった時などにもネット接続が不安定になったりします。
それだけでなく損傷の状態によっては接続すらできなくなってしまうこともあるのです。
ただ、これらの場合プロバイダなどがすぐに対応するため、ある程度の時間を置けばすぐに元通りとなることがほとんどなのです。
それなのにも関わらず、すぐに他の事に原因と考えて新しい機器なども購入してしまうと無駄になってしまうことがあります。
そのためこれまでオンラインゲームをしていて、ラグはほとんど起きていなかったのにある時を境に急にラグ発生するようになったというような場合は注意が必要です。
そのような時には冷無駄にお金を使わないためにもまずは冷静になってください。
そしてプロバイダのホームページをチェックしたりして他に原因がないか一度確認するようにしてみてくださいね。