どうも、なす(@nasu66com)です。
スマホやタブレットなどでゲームをする人が増えましたが、やっぱり本格的にゲームをするならパソコンですよね。
充電の心配もなく、大きな画面できれいな映像のゲームをできるのは、とても魅力的です。
ゲーム自体もかなり凝ったものがあるので、モバイル機器でのゲームでは耐えられない人でも納得できるゲームがパソコンにはたくさんあります。
だけどどんなパソコンでも、それだけのクオリティでゲームをできるわけではないですよね。
安いパソコンや、そもそもグラフィック処理のスペックが低いパソコンだと、かえってスマホやタブレットの方が良いくらいです。
そこで注目したいのが、ゲーミングパソコンです。
値段は普通のパソコンよりも高くなりますが、それに見合ったスペックなのでゲーマー以外でもゲーミングパソコンを選ぶ人は多いくらいです。
目次
ゲーミングパソコンってどんなパソコン?
おさらいしていきましょう。
ゲーミングパソコンとは、その名前の通りゲームに特化したパソコンです。
もちろんゲームに特化しているからと言って、普通のパソコンとして使えないわけではありません。
単純にパーツ構成などで、ゲームをプレイすることが得意なパソコンと考えたらわかりやすいですね。
まずは、このゲーミングパソコンについて簡単に紹介していきます。
パソコンゲームにも色々と種類はありますが、ゲームをプレイする場合には重視したい三つのパーツがあります。
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード
この3点について説明します。
パソコンの頭脳とも言えるCPU
これはパソコンの中でも頭脳にあたるもので、処理速度に大きな影響を与えるパーツです。
ゲームのシステムや映像を処理するためには複雑な計算が必要になり、そのためには高い計算力が必要になります。
パソコンのCPUとして主流になっているのは2つです。
- Intel製
- AMD製
日本ではIntel製の「Core i」シリーズが有名ですけど、ゲームの種類によってはAMD製の方が良いこともあります。
処理能力や値段の差もありますが、自分がプレイしたいゲームはどっちのCPUが適しているのかを考えて選びたいですね。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
作業スペースの広さに関わるメモリ
パソコンの作業に関わるもう一つの要素がメモリになります。
メモリの役割や容量は、よく机の広さとして例えられていますね。
メモリの容量が大きくなればなるほど、一度に処理できる量が増えます。
もちろん計算結果はそのままですが、その結果をどれだけの規模で展開できるのかはメモリの容量によって変わるのです。
ポイント:16GB以上を選んだ方が無難
快適にパソコンを動作させるなら8GBほど欲しいところですが、そこからさらにゲームをプレイするなら16Gくらいが望ましいです。
ちなみにメモリの容量を増やしすぎても、一定のラインを超えたら劇的な変化は期待できなくなるので注意をしてくださいね。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
映像を処理するグラフィックボード
ゲーミングパソコンを構成するパーツについての話は、ここからが本番です。
パソコン内の映像処理を担当するグラフィックボードの話になります。
パソコン内で処理されるデータは、そのままだと形のあるものにはなりません。
それをどのように見せるのかを処理するのが、グラフィック機能の役割です。
アイコンや文字の表示など、グラフィック機能が担当する部分は多いのですが、ゲームの映像処理分野でもっとも力を発揮するパーツになります。
パソコンの中には、CPUがグラフィック処理を担当しているものが多くあります。
もちろんそれでもゲームをプレイすることはできますが、グラフィックボード搭載タイプと比べたらその処理能力は大違いです。
ちなみにグラフィックボードに搭載されている処理装置のことをGPUと呼び、グラフィックボードではなくGPUと呼ばれることもあります。
代表的なものとしては2つあります。
- NVIDIAのGeForceシリーズ
- AMDのRadeonシリーズ
両社ともにさらに上位のシリーズを用意していますが、ゲームで使う場合はGeForceかRadeonで考えると良いですね。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
スペックはできるだけ高いものが良い
ゲーミングパソコンで重要視されている各パーツについて簡単に説明をしましたが、快適にゲームをプレイするならハイグレードなパーツが必要になります。
そうなると予算の問題が出てきます。
パソコンは安いものだと数万円で買えるものもありますが、高いものになると数十万円以上です。
この値段の違いは、各パーツのグレードによって変わるわけですね。
事務処理ができれば良いと想定されているパソコンとゲームをプレイするためのパソコンとでは、求められるスペックが全然違います。
そしてゲームによってはパソコンに求める処理がかなりのものになるので、ゲーミングパソコン自体は値段の高いものが多いのです。
極論を言えば、とにかくハイスペックなパソコンを買ってしまえば困ることはありません。
だけど今度は予算の限界を超えてしまいます。
やりたいこととそれに見合ったスペックを知ることが、コストパフォーマンスに優れたパソコンを変えることにつながるわけですね。
一般的にどれくらいのスペックが良いのか
ゲーミングパソコンを買う場合には、そのゲームに合わせる必要があることまではわかりました。
しかしゲーム側でもグラフィックの設定を変更することで、そのパソコンのスペックに合わせた処理へ落とし込むことができます。
そのため極端なこだわりがなければ、ある程度のスペックのゲーミングパソコンでオールマイティに対応できるようになります。
- CPUならCore iシリーズの5以上。
- メモリは8GB~16GB。
- グラフィックボードは必ず搭載されていて、GeForceかRadeonシリーズ。
といったぐらいでしょうか。
まずはこの条件を満たしているものから探してみてくださいね。
そしてここで注意したいのが、グラフィックボードをどうするのかです。
簡単にブランドで分けて書きましたが、その中でも細かく分かれており、処理能力は全然違います。
処理能力が高いほど値段も高くなり、最上位モデルになるとグラフィックボードだけで並のゲーミングパソコンよりも高くなるのです。
そもそもグラフィックボード自体が、それなりのモデルでも家庭用ゲーム機と同じかそれ以上の値段なので、ゲーミングパソコンの価格にどれだけ影響するのかもわかりますね。
ミドルスペックの新品ゲーミングパソコンだと、15万~20万円くらいが一般的です。
買うタイミングによってパーツの世代も変わりますが、一般的にゲーミングパソコンとして売られているものは、だいたいこの価格帯に収まっています。
新品に手が出ないなら中古パソコンも選択肢はありか?
ここで今回の本題中古ゲーミングパソコンのお話です。
普通に使うだけのパソコンなら数万円から10万円くらいで収まりますが(大手メーカー品は除く)、ゲーミングパソコンになるとそれ以上の予算が必要になります。
趣味がパソコンの人やハードゲーマーの人なら、それくらいは必要経費だと考えられるかもしれませんが、いきなりそこまでのお金を出すのは厳しいですよね。
パソコンは数年もすれば時代遅れと言われる
そこで選択肢に入れたいのが中古ゲーミングパソコンです。
パソコン業界はどんどん世代交代が行われており、新しく買ったパソコンが数年もすれば時代遅れと言われることもあります。
そうなると値段も一気に落ちることがあるので、それなりのスペックを持ったパソコンを安く買うなら中古パソコンが狙い目なのです。
中古ゲーミングパソコンでも処理能力は高い
パソコン業界では世代交代が激しいので、中古パソコンなら安く買えます。
しかし型落ちのパソコンで、快適にゲームがプレイできるのかと心配になる人もいますよね。
確かにグラフィック設定を最高レベルにするなら、中古パソコンでは厳しい場面もあります。
全ての人がハイスペックが必要でない!?
ただすべての人が、4Kサイズで60fps以上の動作を求めているわけではありません。
中程度の画質でプレイするなら、最新のミドルスペックゲーミングパソコンよりも、ハイスペックの中古ゲーミングパソコンを選んだ方が良い場合もあります。
ミドルスペックと聞くと微妙なものを思い浮かべる人もいますが、ゲーミングパソコンではミドルスペックでも家庭用ゲーム機以上の性能を持っている場合があります。
1920×1080のフルHDサイズディスプレイできれいな画質のゲームをするなら、ミドルスペックでも大きな問題はないのです。
具体的な相場例
ここで具体的な例を出しますが、中古ゲーミングパソコンとして10万円ほどで手に入るパソコンのスペックをまとめました。
相場10万円ほどで手に入る中古ゲーミングパソコンのスペック
CPU | Intel Core i7-8700 |
メモリ | 32GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
ストレージ | SSD 500GB + HDD 2TB |
少し前なら15万円以上するゲーミングパソコンですが、これが10万円で買えます。
相場15万円ほどで手に入る中古ゲーミングパソコンのスペック
CPU | Intel Core i7-8700 |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti |
ストレージ | SSD 500GB + HDD 2TB |
メモリが16GBでGPUがNVIDIA GeForce GTX 1080 Tiになったものだと14万円です。
これらのパーツが最新モデルとして扱われていた頃だと、とてもではありませんがこんなに安く買えません。
パーツの世代も古いものではないので、ミドルからハイスペックのゲーミングパソコンが、新品だとギリギリミドルの価格で買えてしまうのです。
そう考えると、中古ゲーミングパソコンがどれだけお得なものなのかがわかりますよね。
相場10万円ほどで手に入る中古ノートゲーミングパソコンのスペック
ちなみに中古ノートゲーミングパソコンだと、このような例もあります。
CPU | Intel Core i7-7700HQ 2.80GHz |
メモリ | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1050Ti |
ストレージ | SSD 512GB |
これで10万円弱です。
さすがにノートパソコンだとスペックが落ちて値段も上がってしまいますが、いろいろなゲームに対応できるスペックは満たしています。
ハイスペックを求めるならデスクトップパソコンですが、置き場所の都合などを考えてノートパソコンが良い場合は検討してみる価値がありますね。
中古パソコンは使っても大丈夫なのか?
ここで重要なのがいくらスペックの高い中古ゲーミングパソコンがあっても、どれだけ使い続けられるのかは心配なところですよね。
ポイント:パソコンパーツの寿命は5年程度と考えておこう
パソコンの寿命はパーツの消耗度合いによって変わりますが、目安としては5年です。
もちろん10年以上使い続けられる場合もありますが、スペック的にかなり古い世代なのでゲームをプレイするのは難しいです。
ポイント:最新ゲームをする場合は1~2年前のものを
できれば最新のゲームをプレイできるパソコンが欲しいと考えているなら、1~2年前に発売されたパソコンが狙い目です。
それより古くても最上位モデルのパーツが使われていたら大丈夫な場合もありますが、そうなると寿命が気になるところですよね。
ある程度の知識がある人なら、型落ちの中古ゲーミングパソコンを購入して必要な部分だけ最新のパーツに交換することもできます。
そこまでの知識がない人なら、1~2年前の中古ゲーミングパソコンを使い続けるくらいがちょうど良いわけですね。
ポイント:クリーニングやメンテナンスがきちんとされているものを
中古ゲーミングパソコンを探してみるとかなりの数が見つかるので、選択肢はたくさんあります。
中古と言ってもしっかりとクリーニングやメンテナンスが行われているものなら長く使えるので、費用を抑えてゲーミングパソコンを買うなら中古が狙い目なのです。
保証がしっかりしているところから納得できるパソコンを買おう
新品のパソコンなら1年保証がついていても、中古パソコンだとそうはいきません。
ポイント:保証期間やアフターサービスがしっかりした店を選ぼう
パソコンのパーツによっては数か月で駄目になることもあるので、中古ゲーミングパソコンを買うならアフターサービスがしっかりとしているところを選ぶと良いです。
保証期間も3か月間と設定しているところもありますし、何かあったらすぐに対応してくれる安心感は代えがたいものですよね。
ポイント:掘り出し物でも壊れたら終わり
中古パソコンの中には激安で販売されているものもあり、掘り出し物を見つけたと買ってしまう人もいます。
だけどそのパソコンがすぐに壊れてしまって保証対応もなかったとしたら、丸々損をしてしまうのです。
このようなトラブルを避けるためにも、しっかりと評判を調べて安心できる業者から中古ゲーミングパソコンを買うようにしてくださいね。
ポイント:周辺機器もしっかりと選ぶ
パソコンはお金をかければどんどんスペックを上げられます。
だけど使用目的に対してオーバースペックなものを買ってしまったら、宝の持ち腐れです。
無駄にスペックの高いものを買うのではなく、ディスプレイやスピーカーに力を入れるのもひとつの方法です。
まずはどんなゲームをプレイしているのか、プレイする予定があるのかをまとめて、それに合ったスペックはどれくらいなのかをチェックしてみてください。
そうすることで、納得のできるパソコンが手に入れられるようになります。
まとめ
中古パソコンも選択肢にいれるのは予算の問題といった上で選ぶのはありでしょう。
ただ、やはり中古なので保証のことだったり、パーツの消耗など気を付けたいところです。
この辺りは中々初心者にはわからないことが多いので、やはり個人的には新品がいいかなと思ったりもします。
新品の箱から開けた新しいパソコンってわくわくしませんか?